2009/01/18

座布団は投げないで

今日は朝方髪を切った。なんだかすっかり忘れていて髪がえらく伸びていたので、さっぱりとしたかったのだ。いつも切ってくれる担当の人と世間話をしているとあっという間に1時間が過ぎてしまう。

昼過ぎからミーティングに出るために、渋谷から歩いていたのだが、そこに若い父親と小さい子供が僕と並んで歩いていた。父親が「お父さんが学生のころから通ってたお店なんだけどね、行ってみようよ」と子供に言っている。20メートルぐらいすると、何かの店の前でふと彼らが立ち止まった。どうやらそのお店は昆虫関係のお店らしいのだが、あいにく店は移転してしまっていたようで、降りたシャッターに張り紙がしてあった。父親は子供に「あー。これは残念!」と言い、手を引いて僕の前からどこかへと去って行った。

ミーティングをした後、両親に誘われていたので大相撲を見に行った。あまり僕自身は相撲には興味がないのだが、まぁ誘われたのでこれも経験と思い見に行ったのだ。思いのほか国技館は狭く、力士たちの大きさがリアルに感じられた。実際にあの体を見ると、半端ない圧力感がある。

力士に人気のあるなしがあるのは分かっていたが、あそこまで観客の反応が力士によって違うとは思っていなかった。高見盛関の取組のときは、国技館は完全にホーム状態。結構白熱した相撲を取ったのもあって、観客の拍手と熱気でいっぱいだった。それほど興味がなくても、せっかく日本に住んでいるのだから一回くらいは見てもいい。

国技館の中にはミュージアムもあって、昔の横綱の資料などが展示されている。僕自身はよく相撲については知らないが、色々資料を見ていると相撲はスポーツじゃなく宗教儀式のようなものに思えてくる。もちろんスポーツ的な面もあるのだけども、他のスポーツとは少し毛色が違うのは明らかだろう。

その後両親の買い物につきあったりして、家に帰るため僕はひとりメトロに乗った。とある駅で若い女性が向かいの席に座ったのだが、なんだか明らかに様子がおかしい。よくよく見ると、結構な勢いで泣いている。電車が駅を出ようとすると、彼女はホームに向かって手を振っていた。彼女は眼鏡を取ってはハンカチで目を押さえていた。

先ほどの父子にしてもこの女性にしても、色々街には物語があふれているな、と最近思ったりするのだ。そしてその物語の断片だけしか見えないが故に、その全体像を妄想したりするのが最近の趣味になっている。まったく失礼なやつだ。他人の話をのぞき見するどころか、勝手に補完してしまうなんて最悪だ。

今日はもうなんだか疲れた。いろいろやることを済ませたら寝てしまおう。

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