2009/06/22

図書館

今日ちょっとした用事があって、フランス文学科の図書館に行った。他部局の図書館は普段行かないので慣れないものだが、今回は少々驚いた。というのも、小学校の図書館にありそうな「本を借りるときに代わりに本棚に立てておく本の形をしたプラスチック」を使うのがあそこの決まりらしいからだ。15年ぶりに対面するプラスチックに昔を思い出したのは言うまでもない。

僕の通っていた小学校に限った話ではないだろうが、小学校の図書館にはファーブル昆虫記やら、怪人ナンチャラ面相やら、そういうあまり興味をそそられるものではない類の本が一杯で、おかげであまり図書館を利用したことはなかった。いわゆるマセガキだったので、どうも子供用に用意された本というものが気に食わず、本屋で雑誌などを立ち読みするほうが好きだったようだ。おまけに図書館の本は古びていて、黄ばみとあの独特の匂いが一層僕を図書館からと遠ざけた。一度だけまともに借りた本があった。それは新しく図書館に入った数学のパズルの本で、それほど数学的センスに恵まれない僕としては授業中の暇つぶしには絶好の本だった。新しいから嫌な匂いもしなかった。

中学校に上がると、図書館には新書やらいろんな本があった。当時は新書はちょっとした背伸びの本で、世の中知らないことがたくさんあるなぁと思いつつ、適当に興味をひくタイトルの本を手に取ってみたりしていた。読書家ではなかったが、興味のある本がそこにあることが嬉しかった。恐らく中高一貫の学校で図書館を中高で同じにしていたから、若干中学生には難解な本が置いてあったりしたのだろう。それくらいの高いハードルの方が、生意気な中学生にはちょうど良かったのだと思う。

今思い出したが、小学校の図書館に置いてあったのはプラスチック製ではなく、木製だった。たまに木の裂けて尖ったところが手に刺さった。それも図書館嫌いになった理由だったのかもしれない。

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