2009/10/20

貧困率

ニュースで日本の相対的貧困率が発表されていた。詳細はここに。

個人的にへーと思ったポイントは

・資産は考慮しない
→savingはたくさんしているけどincomeが低い高齢者が多い世帯はどうなるの?

・貧困線の測定が可処分所得の中央値の半分になっている
→先進国の貧困線測定ってどうやるのが良いとされているのだろうか?


個人的には相対的貧困よりも絶対的貧困の方が気になるけども、いずれにしてももう少し細かいデータをみないとメッセージが良く読み取れないと思うのだった。年次別の可処分所得の分布ぐらいは見てみたい。

しかし「厚生労働大臣のご指示により、OECDが発表しているものと同様の計算方法で、我が国の相対的貧困率及び子どもの相対的貧困率を算出しました。」となっているけど、逆にいえば今まで算出していなかったのだろうか?うーむ、良く分からん。

2 件のコメント:

  1. これまでも、厚生労働省の研究所が、OECDの求めに応じて計算していました。
    ただ、結果はOECDに報告するだけで、国内では公表していなかったのです。
    実は、85年から3年置きに計算しているはずです。
    OECDは85年と94年のデータを公表していますから。
    でも、今回政府が公表したのは、97年以降の4回分だけです。
    年齢別とか世帯業態別のデータも出ていません。
    OECDは、年齢別のデータも出しています。
    なお、可処分所得階級別の世帯数などのデータは、厚生労働省のホームページに公開されているので、誰でもダウンロードして貧困率を計算することは可能です。
    算数に強ければ、ですけど。

    返信削除
  2. 情報提供してくれてありがとうございます。

    「国内では公表していない」ってのは日本語の資料で出していないということでしょうね。しかしOECDには年齢別も出しておいて、国内向けには出さないというのは意図が良く分かりませんね。政治的なものでしょうか。


    今まで良く「貧困率についてはOECDが調査したものしかない」というセリフをメディア等で聞いていましたが、OECDが直接統計調査をしているわけじゃないはずなので、なんだか変な話だなぁと思っていましたが、何だかこれですっきりした気がします。

    p.s.
    ふと日本のパネルデータ整備についての状況が気になったので調べてみたら、「日本における政府統計ミクロデータの開示状況については、松田芳郎・砂濱敬郎・森博美『講座ミクロ統計分析(1)統計調査とミクロ統計の開示』の第4章、特に4.2節が詳しい。」(http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0218.html)らしいです。

    返信削除