2009/11/07

子供は食欲に正直者である

今日は東京都現代美術館に行ってきた。レベッカ・ホルン展の招待券を頂いていたのだ。中々面白い展示がいっぱいだった。機械仕掛けは少年心をくすぐる。美術館自体もなかなかいい建物で、常設展も面白かったので、興味がある人はぜひ。

しかしああいう展示物において映像作品と言うのは中々難しい。5分程度ならまだしも、50分とかあるものをいくつも並べられると、さすがに見る気がなくなる・・・。相当好きならいいんだけど、多分ほとんどの人は一つ目をずっと見て疲れて帰るか、全部をちらっと見て帰るかじゃなかろうか。

清澄白川に行くとなると、必然的に深川飯を食べたくなるもので、美術館の前に二年ぶりに「割烹みや古」に行ってきた。以前とまったく変わらないたたずまいで懐かしい気分。日曜以外の昼ならお得な深川飯セットがあるので、財布にもやさしい。ここの深川飯は上品で美味しいし、雰囲気も亡くなりつつある古き良き日本料理屋という感じなのでお気に入りである。



その「みや古」で料理が出てくるのを待っていると、姉弟両親の4人の家族連れが隣の座敷に通されたのだが、どうも子供二人は七五三だったらしく、家族みんなでちょっとかしこまった格好をしていた。躾をしっかりしそうな雰囲気の母親が姉の方に「何食べたい」と聞くので、なんて答えるのかなぁ、なんて思うや否や姉は間髪いれず「ラーメン!」と応えていたのがツボにはまった。割烹、かしこまった服装、きちっとした母親、全ての要素からラーメンは逸脱していた。母親が「冗談でしょ?」と聞いても姉は「ラーメン!ラーメン!」と言って母親を困らせていた。子供は食欲に正直者である。


美術館の後、休憩がてらsacra cafeという結構賑わっていた喫茶店に入った。ケーキが美味しい喫茶店だった。そこには頭にタケコプターがついた帽子をかぶった小さな男の子がいて、両親と「うにゃうにゃ」「だーだー」と言葉にならない会話をしていたのだが、なぜか水を飲んだ時だけ「おいしい!」とはっきり言っていた。彼が最初に覚えた言葉はママでもパパでも無く「おいしい」だったようだ。子供は食欲に正直者である。帰りにベビーカーに乗せられて帰路につく彼の頭では、タケコプターが風に吹かれてプルプルと身勝手に回っていた。

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