2011/08/24

イギリス料理

ちょっと疲れたので休憩がてら。


ご飯がおいしくないと有名なイギリスではあるが、それは正しくないらしく、正確には料理の種類が無いらしい。たしかにイギリス料理屋に行って見るメニューはいつも似たようなものだ。しかしそれぞれがまずいという訳でもなく、むしろサンドイッチ(Pret A Manjer)は日本より美味しいし、僕の好きなジンジャービアだってある。そもそもイギリス料理を毎日食べるわけもなく、都心にいればエスニック料理の類はたくさんあるから、タイ料理やマレーシア料理中華料理あたりに行けばいい。大体10ポンドくらい出せば普通のレストランで美味しく食べられるし、屋台風の店なら6ポンドくらいで済む。自炊費用は東京より安いらしいので、合計飲食費は結局のところトントンじゃないだろうか。



ところで、この前後輩と今回の滞在で初めてイギリス料理屋に行った。イギリス料理がまずいまずいと評判なので、逆にそれを期待していた節があったのだが、出てきた料理は(ミートパイとエビのコロッケ的なものだった)、そりゃ格段においしいかと言われると違うけども、まぁ普通に美味しかったので、なんだかがっかりしていた。何とも上から目線の失礼な話だ。後輩はそんなことをぶつぶつ言いながら食べ進める僕を見てニヤニヤしていた。

しかし6年前にロンドンでホームステイしたときは、もっと料理がまずく感じた気がする。あの時、特に「これはまずい!!!」と思ったイギリスのデザートを選べば、きっと期待通りのまずいのが出てくるだろうとデザートメニューを見ると、「ブラウニーのチョコレートがけ」などが並んでいた。見れば、6,7品あるデザートメニューすべてに、何らかの形でチョコレートの文字が見える。「ふふふ、これがイギリスデザート必殺の甘さ攻めよ!」「大体ブラウニーのチョコレートがけって何だよ!チョコにチョコじゃねーか!いっそこれは天丼か!!!」などとほくそ笑みながら、なんだかよく分らないberry trifle with chocolate sauceなるものを頼んでみた。「trifleなんて知らんが、きっとトリュフみたいなもんだろう、これもチョコにチョコだ!ヒャッハー!!!」ともう正直言って酔っているとしか思えないテンションで注文したはいいのだが、出てきたものは綺麗なお皿に載った、なんだかえらく美味しそうで上品なデザートだった。

僕は思い出していた。何故イギリスのデザートがまずいという印象を持っているかだ。その前回滞在していた6年前に、興味本位で「ロンドンで一番評判のケーキ屋」「フランス仕込みの綺麗なケーキ」とガイドブックで評されていた店に行ってみたのだが、そこで出てきたケーキはまぁ微妙、見た目からは美しさを感じず、味もうちの実家の田舎町で出るケーキより落ちる感じで、かなりガッカリしたからだ。しかし目の前のtrifleとかいうものは、見た目も味も、あの時のケーキをはるかに凌駕していた。僕は思った。「ま、まさか、この6年の間にレベルが上がってるのか」

結局そのtrifleなるものを複雑な気持ちで美味しく平らげた。店員さんが、お食事はどうでしたか、と聞いてきたので、美味しかったよ、と言う他なかった。その後店を出て、後輩と駅まで行った。そいつはまだ二週間くらいイギリスにいるので、また会いましょうと言ってくれた。僕が「今度会うまでに、まずいイギリス料理屋探しておくわ」と言ったら、彼は笑っていた。

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