2011/09/27

スパゲティあれこれ

お金が無いので、自炊するしかないと思いキッチンに立ったが、あまり時間をかけたくないのと換気扇が壊れているせいでせいぜいスパゲティを茹でるくらいしかしていない。ソースも出来あいのものを買ってきて、生野菜とプチトマトをむしゃむしゃ食っている。茄子でもあれば気分が良いところなのだが、生憎普通のスーパーで茄子は見かけない。

ところでそのスパゲッティ、皆さんが何をお使いかは私は知らないが、ディチェコのスパゲティを買ってみた。日本でも見かける、舶来品の香りがするあの青い包装のスパゲティである。太さによってナンバリングがなされていて、日本ではスパゲティと言えば11番がメジャーだったはずだ。

ところがこのロンドンのスーパーでは、 いくらさがしても基本的に12番しか置いていない。これは11番より一つ太いもので、実際に買って食べてみると何だかあんかけスパゲティを思い出す感じの太さである。要はそういう濃い目のソースに合うのだろうが、どうもしっくりこない。ほんのちょっとの事なんだが、毎回疑問を感じながら食べている。そんな毎日である。


ちなみに、これは僕ではなく先輩が言っていた事だが、「イギリス人は麺のコシというものを理解していない」という説がある。確かにロンドンのスパゲティは大体アルデンテを通り越してソフト麺一歩手前の代物が多いし、UKで包装されたと思しきスパゲティには本当にこの太さでこれだけ茹でていいのかしらというゆで時間の目安が表記されている。僕は学校給食のソフト麺がコシが無いという理由で嫌いで(これまた苦手なポークビーンズと一緒に出されると殆ど食べられなかった)、よく先生に怒られて罰として食べるまで膳を下げられないなどの仕打ちを良く受けた記憶があるので、太くてコシの無い麺はちょっとしたトラウマである。そういう訳で、もし仮にこの地に永住することがあれば、ロンドン人に麺のコシという概念を伝えたいと思っている、というのは冗談だが・・・。


2011/09/22

久々の専門書紹介

久々に専門書を紹介します。
Advanced Mathematical Economics (Routledge Advanced Texts in Economics and Finance)Advanced Mathematical Economics (Routledge Advanced Texts in Economics and Finance)Rakesh V. Vohra

Routledge  2004-11-11
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訳あってマッチング理論のためにlatticeやらsupermodularityやらを勉強しようと思って図書館から借りてきた。
本当は
Supermodularity and Complementarity (Frontiers of Economic Research)Supermodularity and Complementarity (Frontiers of Economic Research)Donald M. Topkis

Princeton Univ Pr  1998-04-13
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こっちが借りたかったのだけど、誰かが借りていて利用できず。



Vohraの本は記述はコンパクトにまとまっていて、さっと理解したいときに良い。ピュアセオリーじゃなければ十分な内容じゃないかと思いたい。他の章は読んでないけど、便利そうだった。Topkisの方は誰かが返してくれたら目を通したい。

まぁマッチングの資料に関しては僕なんかより某先生達のホームページに行けばたくさん載っていると思いますけどね。

2011/09/14

オニオングラタンスープ

初めて「オニオングラタンスープ」を食べたときの衝撃は今でも覚えている。こんな旨いものがあるのか、と子供ながらに感心し、あっという間に飲み干した。そのせいで、今でもスーパーでonion soupと見るや否やあのオニオングラタンスープだと早とちりし、家に帰って開けてみると「グラタンがない」と呆然とすることがあって、今日はそんな日のうちの一つだった。結局は備蓄からチーズとパンを取り出して、事なきを得た。意外と簡易グラタンでも旨いもんだな。

今日は久々にマスキャンプの宿題がひと段落しているので、今から研究のお勉強をしてから寝る予定。うーん、この一週間進んでいない。「平日は授業内容の予習復習、休日は研究」 みたいにうまく切り替えないと、ただ呆然とコアコースを受けて一年が過ぎてしまう。それはまずい。でも下手すると試験に落ちてしまうし、そうでなくても成績が悪いと先生たちへの心象が悪い。最適なバランスをして、タイムマネージメントをしっかりしないと・・。

2011/09/07

大学のこと:ハイパー印象論

今週の月曜から通称マスキャンプと呼ばれる数学の授業が始まっているのだが、今のところ内容は楽なもので、ただただ量だけある宿題をさっさとこなして、あとは研究のための勉強やら同期達とのコーヒーの時間に費やしている。ちなみにグループの中で最も英語が下手と思われる僕は黙っている事が多いが、あまり黙っていると無茶な話を振られてしまって余計に危険なので、なるべく積極的に話す事にしている。でも大勢だとあんまり話さないのは大学入りたての時を思えばそんなものかもしれない。英語は鬼門ではあるが、きっとコアコースが始まったら勉強会が始まって、数式だけで会話できるようになるので楽になるだろう、なんて。


ところで、僕が今いる大学は社会科学に特化した大学で、 世界でも有数の図書館を持っているという。その図書館、別にパッと見それほど凄さを感じないが、よくよく見ると世界各国の歴史資料が溢れんばかりにおいてある。僕は歴史系ではないのでその凄さは分らないが、大英帝国の旧植民地や欧州各国の統計資料やらに関しては多分ここが最も充実している図書館の一つなんだろう。実際、ふとしたきっかけで日本人のおじさんに話しかけられたが、その人は歴史専攻で「落ち穂拾い」をしに来たと言っていた。

多くの政治家を輩出しているだけあって、純粋なアカデミックというよりもうちょっと実務的なカンファレンスが多い印象を受けるのもこの大学の特徴かなぁと思う。僕自身の分野が開発だから余計にそう感じる、というのもあるけども、割と頻繁にカンファレンスや公開講座の類が開かれていて研究内容もテクニカルというよりは政策志向なのかな、という印象。




ちなみに学生の食事事情はというと、カフェの地下に食堂があって、学生証にお金をチャージすれば5ポンドぐらいでそこそこの食事が出来るし(予想よりはおいしかった)、近くにあるサンドイッチ屋では1ポンドぐらいでバカでかいパンのサンドイッチが食べられる。コーヒーに至っては60ペンスで、店のおばちゃんもいい感じに下町感が出ているので、何となくほっとするスポットである。ビールを飲みたくなったらパブがあるが、今のところ一回しか行っていないし、まぁあまり使う機会は無いと思う。


某先輩も言っていたが、あまり数学には強くない感じなのが難点かな。図書館にも本があまり無いらしいし、マスキャンプの内容も微妙感漂っている。

2011/09/01

夏の無い国

ロンドンに住みだしてまだ二週間だが、もう街は長袖のシャツ一枚では寒いほど冷え込んできており、イギリスの人が太陽を求め夏に地中海に行くというのが本当なんだ、という実感を得つつある。僕は元来夏がそれほど好きではないし、毎年海に行ってキャッキャウフフするタイプでも無いが、それでも一年中こんな感じだとたまには太陽が欲しくなってしまう。

日本では「若者のすべて」では「真夏のピークが去った」「それでも未だに街は落ち着かないような気がしている」と歌い、「茜色の夕日」では「短い夏が終わったのに今 子供の頃の寂しさがない」と歌った人がいて、当たり前のように季節の移り変わりとそれに伴う物事の終わり始まりやその儚さが文化的にある程度共有されている気がするが、果たしてこの国ではそういう感覚があるのだろうか。あるとしたら、どういう原風景と主に記憶されているものなのだろうか。僕らがススキを見て秋を思い、サクラを見て春を思うように、彼らは何を見て何を思うのだろう。


つまるところ、フジファブリックが聴きたいです。