2011/10/30

壁の話

行きつけにしているサンドイッチチェーン「pret a manger」のサンドイッチを全種類食べつくしてしまった感がある昨今。近くに中華弁当屋とかインドカレー屋とかできないかな。何故大学前に数件ある店の全てがサンドイッチチェーンorコーヒーチェーンなのか理解に苦しむ。

話は変わるが、ネット上で経済学的な議論が非難される時、多くの要因は単なる無理解というか、言葉の問題に起因することが多いように見える。例えば生産性、選好、合理性といった言葉が経済学的に正しく使われていないと、経済学をバックグランドとした人との会話が難しくなる。分りやすい専門用語は良いけども、あまり日常用語と近いと誤解が生じるのもまた事実なり・・。

もちろん、初等的な教科書の内容を権威的に振りかざすような議論をしたら非難されて当然。議論のベースにしよう、というのなら分るんだけど(これさえもなかなか難しいのだから困る事は多い)。多分本当に真摯に捉えている人は簡単に言いきれることはないんじゃないかな。僕の経験からすると、勉強し始めたころは急に視野が広がるものだから、えらく見通し良く刀を振るえる気がしてしまうのだけど、いざ研究者として頑張ろうと思うと中々いまある刀では限界があって目の前の現実を捌くのに不適切、という事ばかり。だからこそ学問は発展していくんだろうし、その発展に寄与していきたいと思うんだけど。

新しく始めようとしているテーマの話を最近洗っているんだけど、テクニック的にはフロンティアに限りなく近い話のよう。さっきの話ともかぶるけど、修士の二年間で成長したかな、と思えるのはこのフロンティアへの壁のぶつかり方で、問題意識をfixしたときにその分析手法を考えると簡単にテクニカルな壁の近くにぶつかる事。後は問題意識をしっかり醸成させればムフフな論文が書ける!はず。このテーマに関してはある程度データで現象を確認できたらアクセル踏んでも良いんじゃないかなぁ。

そんなこんなで過ぎていく日曜日の夜でした。

2011/10/21

ピアノの話

宿題が終わりそう。やれやれである。


何回もここで書いている気がするが、これ以上幸福感に包まれるアルバムがあったら教えてほしいと思うほど、このアルバムは凄いのである。

ザ・ケルン・コンサートザ・ケルン・コンサートキース・ジャレット

ユニバーサル ミュージック クラシック  2003-04-23
売り上げランキング : 3364


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


たまに勉強会を一緒にしているイタリア人がジャズ好きだというので、一番好きなピアニストは誰だと聞いてみたら、何とキースだという。じゃあ当然コレだろうと思ったら、どうやらこれは知らないらしい。うーん、謎。代表作じゃないのか・・・?それとも僕の発音の問題か?大体ケルンって英語でなんて発音するんだ?


まぁいずれにせよ、チックだって好きだし、エヴァンスだって好きだけど、幸福感という意味ではこれが一番だと思うのでした。こういう方向性でこれに匹敵するアルバムがあったら教えてください。ジャズじゃなくても良いので・・・。

2011/10/15

ミスコンの話 part2

だいぶ前にちらっと触れたICUのミスコン騒動だが結局中止になったようだ。僕は「べき」論は政府やそれに準ずるもの以外に適応されるのかよく分らず、例えばこのケースだと「大学は○○すべきだ」という言明がありうるのか怪しいと思っている人間なので、結局開催すべきかどうかというのは分らないのだけども、結局のところ大学の一つの競争する主体であって、校風がミスコンを許さなかったという事なんだろう。ICUは独自性が強い大学と聞く。もしこれを許せば、その独自性を失い競争力も落ちる、と。

しかし流れてくる意見を見るとやはりミスコンに対する認識の仕方にズレがあるのが原因だと思うんだよな。「ミスコンは偏ったランキングだ」というのはだれもが納得する事実だと思う。しかしそれの開催が「参加者と企画者の自由を保障する」と考えるのか「抑圧につながる」のかは、「所詮ミスコンなんて無数にあるランキングの仕方だ」と捉えているか、「ランキングはいかん!」もしくは「ミスコンは社会の価値観を決める支配的なランキングたりうる」と考えているか、と言った所。僕は前者の立場だけども。

それと、僕はここにある一段落が意味が良く分らない。

現在の抑圧的な社会構造とは、たとえば、性別を2つにわけることを当然とし、片一方をもう片方よりも劣位に置く構造であ り、同調を要請してくる規範の圧力などです。「料理」が今回の企画において審査基準に採用されたことは、こうした規範圧力の一例であるといえます。さらに は、資本が学問や教育の場に著しく参画してくる産学協同の圧力も存在します。たとえば、ミスコン企画の審査基準には協賛企業の商品宣伝プレゼンテーション 能力も含まれていました。また、今回の企画案において使われた「ミスキャンパス」という名称は、特定企業の登録商標です。「ミスキャンパス」を登録商標と する企業が今回の企画に関わっていたのかはわかりません。しかし、ICU祭という場が企業活動の場へと変貌しかねない状況にあったことは事実でしょう。こ の資本主義社会において私たちは性差別や異性愛主義を強制されながら生きているということを忘れてはなりません。
性差別や異性愛主義を強制されていると感じるのは資本主義社会のせいなのだろうか。もっと素朴な、どんな社会にもある人の噂話だったり、常識の形成が元なんじゃないんだろうか。逆に言えば資本主義以前にはそれが無かったのか。

圧力という言葉もよく分らないが、僕らの言葉でいうと需要に相当するものなのだろうか。だとすると需要のない社会なんぞあり得ないし人によって需要が違っても良い。だから何を需要しても許される自由な社会にしましょうよ、そしたら例えば同性愛も自由でしょう、という事だとざっくりと思うんだけども。



専門でやってる奴にこのあたりの話を聞きたいな。

2011/10/08

リンゴの話

ジョブズが死んでしまったらしい。僕自身はthinkpad教信者なので、apple教信者ほどには熱くなれないが、宗教を拓く事の偉大さと大切さは分っているつもりなのでappleは凄い会社だとは思っていたけども、こんなに早く亡くなってしまうとは。

彼の大学でのスピーチをちらっと見たことがあるが、 それは印象に残るものだった。そして、世の中で何かを成し遂げ世の中をガラっと変えてしまう人は、こういう人なのだろうという事を痛感した。チャレンジ精神、ハングリー精神、点をつなげる話。僕はどちらかというと逆側の人間で、まぁチャレンジ精神は少しくらいはあるが、それでも満たされ賢くなるために勉強をし、なるべく見通しを良くして、ある程度の結果が出そうなものしかやらない、そういうタイプの人間だったし、今でもその気がある。でもそれではダメなことは分った気がする。失敗を恐れてはいけない、ガムシャラにならなければならない、たとえそれで成功しなくても死ぬ事は無い。そういう心構えを少しでも持って変わっていければ良いと思ったのだった。


・・・とまぁ時事ネタはこれくらいにして、本題のリンゴの話を。ニュートンが見たリンゴと同じリンゴがあるかどうかは知らないが、こちらのスーパーに行くと色々な種類のリンゴが売っている。こちらの人は街中でリンゴを丸かじりしていて「どれだけ口が大きいのか」と首をかしげていたのだが、よくよく見ると日本のリンゴより少々小ぶりなのだ。そこでとりあえず買ってみて家で丸かじりの練習をしてみた(別に鏡を見ながらしたわけではない)のだけども、これが意外とイケる。うまい。うまいぞ。あのみずみずしい感じは丸かじりならではだ。どうして今まで丸かじりしなかったんだ!・・・そうか日本のリンゴがでかいからか。


しかし私は日本人であるので、今だ街中で丸かじりは無作法だという気がして出来ないし、そもそも皮を洗わずに食べることはできない。正直どうでもいい事だから変えようとしない、習性とはそういうものなのだと思うのだった。

2011/10/02

サンドイッチの話

何だか毎回愚痴めいた事を書くと何だか良くないという説もある。もしかしたらあなたは、僕がこの土地に心底うんざりしているのではないかと思っているのかもしれない。しかし僕としては特段そういう訳でもなく、かといってお花畑のように美しい所と思っているわけでもなく、東京や日本と同じように良いなぁと思う事もあればいい加減にしろよと思う事もある、ただそれだけであり、後者の方が仮に少し多かったとしても、大した問題ではない。それにこの土地では良い事・良い物は大体それなりの金がかかるので、本当はエンジョイできるはずの良い物を経験できていないこともまた事実。安くて良かったなぁと思ったのは某有名ジャズバー(5ポンド)ぐらいか。

ん、なんだかまた愚痴めいてきた気がする。それではいかん、たまにはいい事も書こう。それはサンドイッチ、つまるところピクルスとスモークサーモンだ。

こちらのサンドイッチ屋に行くと、pickleという具材を良く見かける。日本のマックに行くとはさんであるキュウリのようなピクルスではなく、玉ねぎが細かく切ってあって茶色に浸かったものである。大学にあるサンドイッチ屋では「ham and pickle」が確か1ポンドぐらいで買えて、それを頼むとおばちゃんがパンにぺっぺとpickleを塗り、ハムを一枚ペロン、もう一枚パンを上からトンと載せて出してくれる。塩気と酸味がなかなか強く、日本人好みだと思う。

かく言う僕、ついついそれをスーパーで購入してしまった。これで家でpickleを塗りたくったサンドイッチが作れる。一昨日はそれで馬鹿みたいにサンドイッチを食べて満足した。パッケージからは高級感が漂っていなかったので、多分庶民の味なんだろう。

もう少し高級なものが御所望のあなたは、スモークサーモンのサンドイッチを食べると良い。Pret A Mangerやeatといったサンドイッチチェーンに行けば、日本の大抵のものより濃厚で香り高く、分厚くて食べ応えのあるものにあり付けるだろう。 僕はスモークサーモンが好きなほうだが、そのあまりの濃さと食べ応えにちょっとくどいかもしれないと思うほどだったが、旨いことには変わりない。

これらのほかにも、チェーン店では日本よりはるかに種類の多いサンドイッチをエンジョイする事が出来るし、日本のコンビニのものと違ってサイズも昼食として十分なサイズであり、Pretのものを考えると美味しさもこちらの方が上である(価格差を無視しているが)。


そういうわけで、サンドイッチ好きの僕としてはロンドンはエキサイティングな街である。・・・誇張しすぎかもしれないが、まぁ嬉しいことには変わりないのであった。